今日やるつもりだった野草コンテンツが都合によりだいぶ遅れそうなので急遽別の話題…Mac部らしい雑談ネタを用意しました。
1. 先日発表されたiPad proでmacOSが動く日は来るのか?
CPUにApple Silicone Macと同じM1を採用しメモリも16GB載せているiPad
pro… ハードウェアとしての能力で言えばApple SiliconeのiMac / Mac Book Pro 13 / Mac
miniと同等ですが、M1 Macは現在のOS上でiPhone/iPadアプリが動かせる仕組みを持っています。
ならばその逆のiPad proでMac用のOSも動かせる日が来るのでは?という希望的観測です。
※M1は厳密にはCPU/GPU/メモリ/Neural Engine/画像信号プロセッサ/NVMeストレージコントローラ/Thunderbolt4コントローラ/セキュリティコプロセッサが統合されたSoCで、要は現代のPCの基板にあるものををひとまとめにしたチップです。
YES !! 肯定的な意見とその理由
そもそもiPad ”Pro”枠はPCと同じレベルで動画編集・写真編集をこなせることをその役割としているモバイル機器なので、何れMac book Air・Mac Book Pro13を置き換える時が来ると思います。
主な特徴
- Apple Silicone Macと同じくCPUがM1(8コアCPU & 8コアGPU)
- メモリが16GB
- 50万円するPro Display XDRと同じミニLEDを採用している(仕事で色を扱う作業に向いている)
- ストレージが最大2Tバイト
- 総合演算能力(CPU & GPU)がPlayStation4よりも上なので現行の3Dゲームも楽々
- USB4対応のThunderboltポート(40Gbps通信)によってフル6K解像度モニター接続可能
…こんなスペック持ってるのですからあとはMac用のOSがあればSecond Lifeも軽快に動きそう。
…iPadに279800円払わせるならmacOS動くようにしてほしい!
NO !! 否定的意見とその理由
一方で、本来のタブレット端末の姿を踏襲し続ける可能性も考えられます。
PC/Macのデスクトップは人によってはけっこう乱れがち!アイコンが乱雑に散らばっていたりしますが、macOSを載せたiPad Proでこれと同じ状況が起こるのだとしたらタブレットとしての生産性に支障が生じてしまう懸念があります。
また、macOS用のソフトウェア(アプリ)は現状App Store以外に各社・各団体・各個人がネット上に置いているものをDL(サブスクリプション含む)して利用することがけっこう多いですが、App Storeに並んでいないアプリはAppleの審査を通っているわけではないのでウィルスが紛れ込んだりコンフリクトの原因にもなります。
つまり…異常動作やフリーズしやすい不安定なタブレット端末となる可能性もある。
mac osを載せない可能性についての理由をまとめてみると・・・・
- 画面がアイコンで汚く埋まってしまいがちなタブレット端末は生産性の点で問題がある。
- App Storeを通さないアプリをタブレット端末で使うことにリスクがある。
- macOSを載せてしまったらMacbook air・Macbook pro13と食い合う。
- iOS時代からiPadを使っていたWin系ユーザーにとってmacOSは突然敷居が高くなる。
・・・ただまぁ、今後macOS自体のインターフェースが改善整理されていくのは確実で自然にiPadOSに近付いていくでしょうし、最終的には融合を果たすのではないかとも思われます。
つまり現在のmacOSを載せるのは少し無理がありますが、将来的にはmacOS・iPadOSそれぞれの利点を取り込んだ(Mac & iPad両用の)新しいOSが出てくるでしょうし、その時点でMacノートラインナップの一部に終止符が打たれると予想されます。
2. AirTagってどうなの?
【製品概要】
AirTagはApple純正の持ち物追跡タグで紛失物の発見を助けるスマートトラッカーと呼ばれるものです。
先ず前提ですが、AirTagはiOS 14.5以降を搭載したiPhoneおよびiPod touchと、iPadOS 14.5以降を搭載したiPadに接続可能となっていて、Androidその他のデバイスからは利用できません。
更にAirTagの方向を検知する機能は「U1チップ」を搭載したiPhone 11・iPhone 12シリーズなどの端末で利用可能です。※2021/4発表された新型iPad proはU1チップ非搭載。
【探し出す仕組み】
- AirTag自体はGPSもなく位置情報を発信する通信機能も搭載されていませんが、Bluetoothが届く範囲にあるiPhoneの助けを借りて位置情報を不定期にクラウド送信します。
- ここで言うiPhoneとは自分のものである必要はなくたまたま近くに来た”誰かの”iPhoneを利用するというものです。
- つまり街の中など不特定多数のiPhoneが行き交っている場所でなければ効果を発揮できません。
- ですから滅多に人が来ないような場所での紛失には全くの無力ということになります。
- たまたま人が近くに来てもその人がiPhoneを持っていなければどうにもなりません。
- 尚、Apple IDで紐づけされたiPhone(つまり所有者のiPhone)が近くに来ると相互通信が始まりますからiPhone画面上に方角と距離を表示するようになります。
以上、便利なようで…色々制限があることがわかります。
特に位置特定の段階で他人のiPhoneも利用するあたり馴染めない人も多いかもしれませんね。
【AirTagがストーカー向けの超便利アイテムになる可能性】
また、このAirTagが落とし物とともに先に他人に見つけられた場合はどうなるのか?…と言うと、そのまま拾得物として警察に届けられればまだ良いのですが懸念される要素として以下のようなケースが考えられます。
それは、ストーカーが相手の居住場所を特定するために意図的に自分のAirTagをその相手のカバン等に忍ばせていた場合です。
もし相手(もしくはその家族)がiPhoneを持っていた場合、ご丁寧にその家を完璧に特定した情報をクラウドにアップし続けることになるので大変危険です!
※手持ちのiPhone・iPad・iPod touch(iOS/iPadOS 14.5以降)に以下のメッセージが表示されている場合は間違いなく位置情報がクラウドにアップされていてAirTagを忍び込ませた相手にもその情報が伝わっていることになります。
『あなたが所持中のAirTagが見つかりました』
もし自宅で自分のカバンの中に見知らぬAirTagを発見してしまった場合は…
慌てて電池を抜くのは最悪で、最終位置情報をクラウドに残したままとなってしまいます。
ですので、iPhoneを使っている人が行き交う街の中…例えば駅まで持っていってAirTagをどこかに置いて一旦AirTagから離れます。数時間放置後、AirTagを拾ってまた電車に乗って移動…更に人が多そうな大きな街の駅で降りてしばらく歩き回りどこか(街の中)に捨てておく・拾得物として警察に届ける等の対処で新しい位置情報を何度か上書き更新して下さい。
もしもAirTagから音が鳴っている場合は電池を抜けば音は鳴り止みますがそこで最終位置情報が固定されてしまうので電池を抜く前に以上のことを行うようにすればひとまず安心です。
※AirTagの本来の持ち主からのリモート操作で音が出されている可能性もあります。
※また、AirTagは本来の持ち主の手から離れて3日経過すると自動で音を出す仕組みだそうです。
AirTagのこの仕様のためにストーカー被害が続くと間違いなく大きな問題にもなると思うので、Appleが今後AirTagの仕様を変更する可能性はあります。
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